今日も暑い、梅雨明けでも無いのに暑くて暑くてたまりません。 そんな暑い日の朝方、これを観るんだったら朝方の涼しい時間帯だろうという事で、朝っぱらから観ました。 ノーカット特別版を。
バブス・ジョンソンという偽名を使って潜んでいる<ディバイン>は、卵しか食べない母親の<エディ>、不良息子の<クラッカー>、覗き趣味のある娘の<コットン>と共に、ボルティモア郊外のトレーラーハウスに住んでいた。ある日、タブロイド紙がディヴァインを「世界で最も下品な人間」 (The filthiest person in the world) と紹介したため、「我らこそが本当の世界で最も下品な人間だ」と主張するマーブル一家との争いが始まった!
“世界一お下劣な人間”の称号を巡って繰り広げられる奇想天外な戦いを描いた、伝説のカルト映画のノーカット特別版。R-18指定作品。
前にビデオで観た事があるのですけれども、なんか字幕が違うんじゃないか(作り直したんじゃないか?)って。 でもまぁまぁ、いまだかつてこれ以上の下劣さは無いんじゃないかと思わせる内容で、カルト映画の金字塔。 何年ぶりに観たんだろう...。
歌う肛門のシーンをマジマジと眺めながら、この映画は驚く程低予算で製作されたんだって事を再確認しました。 台詞をアフレコで収めたシーンが意外な位に少ないんですね。 全体の半分位なんじゃないでしょうか。 後は全部、いかした音楽で埋め尽くしているので、第一印象はゴキゲンなサントラで飾られた(これもこれで意外、かな)映画って感じなんだけど、それ以降は...いや、DVDで観ているからなんでしょうか...アフレコする程の予算が無いんだろう(し、アフレコのしようが無い)と。
ただ、そうやってアフレコじゃなくてサントラで包んだシーンっていうのは観ているこちらの想像をいたく刺激するものでもあります。 だからってあの肛門は何を歌ってるんだろう、とかそういう想像ではなくて(そもそもあれは歌ってるんじゃなくて、パクパクしてるんであって)。
個人的には今回観直して一層、オススメ度が上がってしまったところなれど、一般にはオススメしないです。 どういう内容かにもよるかも知れませんが「期待」のそのベクトルによって評価が分かれるんじゃないかって思って。 面白い映画という期待を持ったらアウト。 単に下品な映画という期待であればストライク。