ヤホワ13(YaHoWha13、YaHoWa13)の超絶ボックス。 Googleビデオにて、なんとなくな紹介映像が公開されております。
Father Yodはハンググライダーで事故死したそうで、このビデオにもハンググライダーの映像がありますけれども、その事故の時のものなのかは不明。 落ちていくように見えるけど、アングルが変わっただけじゃないかとも見受けられるんですよね。
さておき、CD13枚からなる(キャプテントリップで発注すると、「未発表曲を収録したCD-Rをプレゼント!」との事。内容は1曲のみ)異様なまでのパッケージのテンションであります。 バンドのサイトはこちら。 残存メンバーで現役だという。
(ゴッド・アンド・ヘアー GOD AND HAIR) ファーザー・ヨッドと呼ばれる人物を中心に1960年代のカリフォルニアで誕生した音楽宗教団体ヤホワ13。菜食や動物愛護、反戦および愛と平和を説くファーザー・ヨッドの元に、宇宙規模の教え/思想に共鳴する人々が徐々に集まり、共同生活(コミューン)をしながら自給自足のライフ・スタイルを実践。 ファーザーの教義は文章ではなく「言葉」や「音楽」で伝承されることに意義があるとされていて、それはレコードという形をもって信者へのみ限定製作、配布された。そのレコードにはサイケデリック、フォーク、ジャズ、ブルース、ロックなどの20世紀アメリカ音楽の様々なスタイルが盛り込まれており、音楽ファンにとっては20世紀のアメリカ文化の一端を知る上で極めて貴重な意味をもつと評価が高いものだったが、一般での入手が大変困難で、その希少性もあり今なおコレクターたちの間で驚くようなプレミア価格で取引されている。 ヤホワ13の具体的な資料は非常に少なく、研究図書もほとんど存在せず、そんな謎に満ちたヤホワ13の貴重な音源と未発表音源を13枚のCDにまとめた限定ボックス・セットが、1998年に世界に先駆けて日本で製作発売された。その「ヤホワ・コレクション」の初回プレス分は廃盤となったが、ここにラスト・エディションとしてスペシャル・プライス+新装丁(木箱入り・ワックスシール封印仕様)で登場!
(ヤホワ13 YAHOWHA13) ヤホワ13とは「ファーザー・ヨッド」と呼ばれる人物を中心に1960年代のカリフォルニアで誕生した音楽宗教団体である。菜食や動物愛護、愛と平和を説く「ファーザー・ヨッド」の元には、その思想に共鳴する人々が徐々に集まり共同生活(コミューン)をしながら自給自足のライフ・スタイルを実践し、その支持者はハワイ、マウイ島にまで及ぶようになった(その後、教団の本部はマウイ島へ移る)。反戦はもとより宇宙規模のファーザーの教え(現在チャネラーと呼ばれている人々の草分けともいえる)に多くの信者が集まるが70年代半ば、ファーザーの事故死によって実質的な活動は終止符をうたれた。しかし、彼の信者は現在でもファーザーと精神的交信(チャネリング)をすることによってメッセージを受け取り続け、マウイ島にてコミューン生活を続けている。 教団の経典にあたるものは存在せず、ファーザーの教義は「言葉」や「音楽」で伝承され、それはレコードという形をもって信者に配布された。そのレコードにはサイケデリック、フォーク、ジャズ、ブルース、ロックなどの20世紀アメリカ音楽の様々なスタイルが盛り込まれており、音楽ファンにとっては極めて評価が高いものであったが、当時配布された物は信者へだけの限定製作であったため、一般での入手が大変困難であった。その希少性もあって、コレクターたちの間で驚くようなプレミア価格で取引されている。
内容は信じられない位の(そっち系の人からみれば、の話)クオリティーで、サイケっていうかなんなのか、非常に混沌としたものです。 信者のみによる音源もありますので、総体的に捉えてしまうのもアレなんですが、それらを差し引いてみると、とにかく混沌。
一応はサイケデリック・ミュージックからの見方で捉えようと思ってるんですが、それも実は難しい。 でもそうしよう。
なんにしてもFather Yodのボーカルはフリーキー過ぎちゃって、全然一般向けにオススメできないのが悔しいし、かえってそれがサイケファンにはたまらんところ。 楽器隊の演奏はかなり評価出来るものであり、ジャンルごっちゃまぜだけど時代が時代だったのでこういうサウンドアプローチになりました、という感じでしょうか。
ヘッドフォンでしっかり聴けば良いかと思われますし、逆にBGMとして聴くのは難があります。
教典としての音楽なんで、特にロックに拘ってどうこうっていう柵から華麗に脱却しているそのスタンスが素晴らしい。 もうなんでもありで、なんでもありすぎなのを聴いたのは久しぶりだし、どうしても堅苦しくなんらかのサウンドフォーマットに帰結してしまったジャーマンロックよりもプログレッシブ。
サイケファンでこれを押さえていないのは不幸なんじゃないでしょうか。 私も苦節20年、やっとこさサイケファンのスタートラインに立った気持ちになっています。 いやぁ世界は広い。 キャプテントリップありがとう!