急な仕事の合間にエントリー。 今聴いてます。 これいいなぁ。
78年6月発売のソロ第1作目。パリを舞台に繰り広げられる物語に、坂本龍一によるゴージャスなオーケストラ・アレンジ、吉田美奈子、山下達郎といった豪華メンバーの参加も華を添えるポップ名盤。
このアルバムのタイトルチューンが好きで、なんてお洒落な曲だろうと思ったのが何十年か前。 「酔い痴れピエロ」ってばなんて退廃的でヨーロッパ的な表現であろうか!って、少年パドマは思った訳です。
でも今聴き直すとヨーロピアン志向よりも、そして採用している楽曲云々よりも、純粋にラテンという追求があったのではないかと再認識するんです。 まぁ聴くにつれそうじゃなくてどんどん高橋幸宏さんの個人的当時の趣向に引き込まれるだけなんです。 あー難しい!
ですがしかしながら(否定しまくり)、聴き進めていくと「ラテンの曲もカバーしている」だけで、それ以外はどうでも良いんですよね。 一寸前の言い方でカテゴライズするならば「ラウンジ」なんです。
本当に耽美なアルバムだとは思うのですし、当時売れなかったのも頷けます。 これは1977年に出すべきところじゃなかったかもねぇ。
恐らくラウンジで括るところのボーカルの「雰囲気」ナンバーワンなアルバムはこれかも。 必聴!