赤塚不二夫対談集 これでいいのだ。

これで2008年の書き納めかな。 今年もアクセスしてもらってありがとうございました。 今年は後半にあれこれありましたなー。 2009年もご贔屓くださいね。

天才たちの言葉を聴け。
『天才バカボン』『おそ松くん』で日本の笑いの歴史を変えた天才・赤塚不二夫が、同じく天才と呼ばれる者たちと語り合う。笑いの神髄に迫る言葉の数々、心して聴け。
赤塚不二夫VSタモリ、北野武、松本人志、立川談志、荒木経惟、ダニエル・カール、柳美里の対談集。天才たちの対話は、ときに笑いの神髄に迫り、ときに生と死に触れ、ときに常人の理解を超えた高みに達する。笑いを極めたい者、生に迷う者、必読! 

私自身はあまり、赤塚不二夫という人には興味が無く、えっと確か年明けに1冊、マンガが届く事になっているんだけど...子供の頃には確かにあれこれ読んだけどあんまり印象に残っていない...それもこれも今年死去され、あれこれ再評価されたからこそ、私の目にも(再度)届くようになった故かも知れないです。

ってか、その通りなんですが。

それにしてもこの対談集自体は、タモリの項を読みたかったから買ったものです。 事実、タモリの項だけでした、読んでいて面白かったの(後はアラーキーか)。

私が(大人になって)赤塚不二夫を評価したのはマンガではなくて、それこそ対談。 以前スタジオボイス誌に氏と若松孝二の対談があって...そうだ「新宿マッド 1968」...それがあまりに面白く、愛に満ちて、そして一寸もの悲しかった。 だもんで、年明けに来る1冊の前に、クリスマスに文庫化されたというこの本を買い、即読了したものであります。

クリスマスと言えばイブに笑っていいともの特番がありましたなぁ。 冒頭のタモリによる牧師のところ。 あれって恒例なんだけど最初から随分と「こなれて」いるものだなぁと思ってたら、もう昔からのネタだったんですね。 最後に一寸引用させてもらって、あーみなさん良いお年を。

「ここに集いし君たちは、悪魔の水をくらい、悪魔の煙を吸って」
「それで善いと思ってるんですか!」