人のセックスを笑うな

19歳の美術学校生のみるめ(松山ケンイチ)。ある日、絵のモデルを20才年上の講師ユリ(永作博美)に頼まれ、その自由奔放な魅力に、吸い込まれるよう に恋におちた。友人の堂本(忍成修吾)に問いただされ、みるめは彼女との仲をうれしそうに告白するが、いつもつるんでいる仲間のえんちゃん(蒼井優)の顔 は曇ったままだった。
初恋に有頂天のみるめだったが、実はユリは結婚していた――

撮影のセンスっていうものがあるなぁって全編通して感じたんですけれども、こういう解釈ができなかったり、純然に映画として観てしまうと、無駄に余韻を引きずらせがちなロングショットなんかには耐えられないんじゃないかと思いました。 どういう意図なのか、これが映画的にどういう意図を示唆しているのか全然見えてこないんですよ(もしこれが日常というものを垣間見させているというのであれば、なんと幼稚で効果的でない事でしょう)。

非常にまったりとした映画なので、その積もりで観ると非常に楽しめます。 特に音声なんてミュートさせると良いかも。 どうせ何喋ってるかわかんないんだし(邦画の95%がそうで、すべて日本語字幕をつけて欲しいと思うくらい)、聞こえたところでどうだっていう台詞でしたしね。

そういう部分ではとても日常的なのかも。