世の中には、抗議や自主規制などにより発売中止・放送禁止と なった、いわゆる(封印歌謡曲)が存在する。いや、存在しなかった事とされて いる。闇に葬られてしまったそれらの楽曲の解説を通じ、音楽史の暗部を明らか にする!!
放送禁止映像大全みたいな装丁で...つったら同じ三才ブックスでなんですね。 大全シリーズなのかしら、これ。 ただ著者は違うみたいですね。 尚、封印歌謡大全の後、蘇る封印歌謡なるCDブックが発刊されたそうです。
見開き2ページで1曲っていうスタイルは同じでカタログ然たるのは、慣れると読んでて気持ちいいですね。
本の内容としては内容なんでアレですけれども、「封印」されるのにはそれなりの理由があるけれどその「理由」ってのは案外に理不尽で意味不明な場合が多いってのがよくわかります。 そおの部分では著者に共感するところが大きいとも言えます。
こういう時代もあったんだよなぁって思ってしまって。 今やインターネット時代で、いくら「封印」しても簡単に「開封」されちゃうんだもんね。 だから、封印という形でこれらを有り難がる向きには、何ともつまんない時代になったのかも知れないなぁって。