日本と日本人を解き明かす12の事件。
だもんでその事件・事故の(場合によっては真の)原因・犯人を探るのではなくて、その事件・事故が当時のそしてその後の日本・日本人に与えた影響探りつつ、それらから導き出されるものを得よう、的なものを対談形式で行い、最後に著者自身が総括する。 というものが12入ってます。
取り敢えず私が一番楽しめたのは皇族に関する下り(メインは今上天皇の結婚の時の事)で、ホントかどうか知りませんけれども、今上天皇の生の声っていうのが普通にオトコであり、すごく共感っていうかなんというか不思議な思いに陥ってしまったものです。
それにしても著者はネットというかITに対してかなり固執しているところがあるようで、本が出たのはライブドアの顛末の前後だという事ですが、暗に批判していたり、事が表面化するにあたり総括の部分でそれなりに書いたりしているのですけれども、表面的すぎる向きが強いのではないかと感じました。