結成30周年を迎えるムーンライダーズのドキュメンタリー。多彩なゲストを迎え、日比谷野外大音楽堂で行われた30周年記念ライブの模様を中心に、幅広い世代のミュージシャンからリスペクトされる彼らの偉大な軌跡と現在に迫る。
実はムーンライダーズをよく知らなくて（ライダースだと思ってた位）。 でも「はちみつぱい」は大ファンなので勢いでこのDVDを観たのであります。 だもんでムーンライダーズとしてどうこう感想がある云々っていうのは些か薄いのでもありまして、更に言えば「こういうバンドだったんだね」っていう程で。
そんな訳ですから私としてはこのDVDをば、「はちみつぱい」的な部分を中心に観たのでありますけれども、それでも見応えっていうのはありました。 あがた森魚が出て、細野晴臣や高橋幸宏がコメントを残すとあれば、食いつかずにはいられない。
惜しむらくは「はちみつぱい」時代の映像があれば．．．と思うところ。 ムーンライダーズとして「ぱい」時代の曲を演奏するのは確かに興味深いところながらも、やっぱりそういうんではないんだよぉーと感じてしまうのは、私は正しくはない姿勢で臨んでいるからに他ならないのでしょう。
ただ、細野晴臣のコメントの中で日本語ロックにおける当時の評価を語る部分は或る意味、衝撃でありました。 ちゃんと評価されたのは後の事だったんですねぇ。