ワンモアタイム

1960年代に横浜・本牧で生まれ、「長い髪の少女」などのヒット曲を生んだ人気R&Bバンド、ザ・ゴールデン・カップス。そんな彼らの真実の姿に、当時の映像と忌野清志郎や内田裕也、北野武らのインタビューで迫るドキュメンタリー。

これ映画館で見たいなぁと思いつつ時間が過ぎ、DVDが出たら見たいなぁと思いつつ時間が過ぎ、気が付いてみたらアイ高野が死に、デイブ平尾までが死んじゃってたという話でありまして、感慨深く...もないけど取り敢えず見ました。

2部構成になっていて、前半は軌跡を辿り、後半は再結成時のライブ映像と。

たいがいにおいてこういう再結成モノは非常に落胆をさせられるのがオチなんではありますけれど、ゴールデンカップ....じゃなくてこの映画に限ってはその通りではないんです。 前半の歴史の勉強をしちゃうと後半が俄然楽しめちゃう。 ドキュメンタリーとしてはかなりよく出来ていると思いますし、っていうかゴールデンカップスのエピソードがあまりにすげーからなのかな。 目を離せないんですね、モニタから。

昔々の映像も興味深く、I’m So Gladでは唐突に広告テロップが出て、そこには「青少年の目を守ろう」と出るんだけど、その間カメラがズームイン/アウトを執拗に繰り返し、非常に目に悪いという有様なのがほほえましい。

いやぁこれはみんなに見て欲しいんですよね。 こう先入観とか無しで見て欲しいんだよねぇ。