やっとこさ風野真知雄の新刊に追いついた感があるも、そのすざましい刊行ペースに早くも追いつけなさそうな程。 一体何人いるんだ?って程でありますが。
神楽坂で「七福神めぐり」を模した娯楽が流行るなか、太巻き寿司屋“寿老人”のあるじが石像に頭をつぶされて亡くなった。一方、江戸を騒がす大泥棒出現の 噂に南町奉行所は密かに動き出すが—。奇談集『耳袋』を書き記した赤鬼奉行根岸肥前が、江戸に起きる怪事件の謎を次々解き明かす痛快お裁き帖。
耳袋秘帖も早くも第10弾。 思い出してみれば本家「耳袋」の影響で読み出したのですけれども今や本家の読書ペースは止まってます。 耳袋秘帖の新しいの出ればソッコで買い、むさぼるように読むところであります。
さすがに代表作の誉れ高いだけあって、第10弾になってもテンションは下がらず、これぞ風野真知雄!という話の展開。 今回はぱっと見「七福神めぐり」とかなんとか、地味な印象を受けるのでありますけれど、読み進めてみると例によって例の如くハマってしまいます。 ちょっと体調悪かったこの休みに、それでも時間作って読了しました。
もうなんちうか最後の方で畳みかける感じがすごいですね。 なんという疾走感。 惜しむらくは今回、力丸姉さんの出番が少なすぎた事。 でもそれはそれ。