2009112701 posted by (C)padmacolors
いまはなき伊那毎日新聞社から昭和52年5月25日に発行された書籍。 興味深いことに価格表示がどこにもない。 まさか非売品という事はないだろうけど、売ろうという気が感じられないのも事実。
著者は三澤功博。 ネットで検索するなら三沢功博の方がとおりが良いかも知れません。
...っていう位の知識で読み始めてしまいました。 っていうか誰?っていうかどうも伊那市の人みたいだよね、っていう。 なんのことはない、三沢元伊那市長なんですね。
1976年に(再び)訪れたという中国各地の感想をメインに、当時綴った文、またこの書籍のために記したであろう文が収められています。 かなり昔の伊那市をちらりとでも垣間見られるので貴重といえば貴重です。 いきなり市職員組合青婦部だの団体交渉(団交!)だのですもの。
それにしても中国の感想文がいかにも時代を感じさせます。 毛沢東路線とかね...今だと一寸差し障りがあるのでアレだけど。 でも割り切って読んでしまうとそれなりの視点で書かれているので面白いんですねぇ。
前の前の伊那中央病院の写真とかも載ってて、少々アカネと盛り上がったのでもありました。