1冊目の時に書いたけど、地味だこれ。 と、先ずは書いておかなくてはならないような気がして仕方がない。 面白いとかつまんないとかとは違うんですよね。
岡っ引きの下働き・喬太は、数多の戦火を潜り抜けてきた不思議な老人・和五助と、祝言の三日後に消えた大店の若旦那と嫁の行方を追う。町ではその喋り方か ら、嫁の正体がキツネだったのではないかという噂も立つ中、二人が捜査をすすめていくと、事件の裏に、かつて大店で働いていた二人の娘の悲劇が炙り出され てきた—傑作捕物帳第二弾。
で、地味だからそれが面白いかどうかっていうのには決して繋がらないんですよね。 こう、いきなりすごい展開で読者を渦に巻き込んじゃうのもアリですけど、この作品については単純に「そうじゃない」っていうだけ。 だって2冊目で取り返しが付かないくらいに面白くなってきちゃったんだもの。 話が動いた!ゆっくりだけど、じわじわとだけど、引き込まれてきました。 早く次のが読みたい。
ただ私、表示の絵が気に入らない。