時としてこのサイト、1日に数冊とか連続して毎日とか書籍の記事を上げるんですけれども、私の場合、トイレに置いてある本、パソコン部屋に置いてある本、今にある、寝室にある、風呂場にある・・・という具合にそれぞれ散乱しておりますので、読了のタイミングが合う事があるんです。 取り敢えず本さえあれば生きていけるのでありまして、南無三。
ということでこれは「風呂場にある本」。 比較的風呂場にある本っていうのの読書時間は長い方で、これは何故かというと私は半身浴をするからでありまして、半身浴っていうのはカラスの行水とは違ってある程度長い時間湯船に入っている故、その間に読んでいる本の時間は長い、という事になりますです。
どちらかというと連続ものを入浴中に読みます。 こう、朝一番で湯船に浸かってみると、それが同じシチュエーションである訳ですから(変化に富んだ入浴っていうのも不思議な次第でしょ)続き物が読みやすいんですね。 スッと入れ込めちゃう。
佐伯泰英の作品は前々から読んでみたかったんです。 居眠り磐音江戸双紙なんてのがNHKのドラマの原作になったりで、ホントはそっちを読み始めたかったんですけれども、何故こっちから読み始めたかと申しますれば一目瞭然。
交代寄合伊那衆異聞
だから。
安政地震の報に、旗本座光寺家の江戸屋敷へ信州伊那から駆けつけた若者本宮藤之助。だが放蕩者の当主・左京為清は焼失した吉原で妓楼の八百両をくすね、女 郎と消えていた。武家の面目は、天竜川で鍛えた藤之助の豪剣に託された。座光寺家の使命を知った藤之助は、ついに主殺しを決意するが!?待望の新シリー ズ。
伊那だ伊那谷だ天竜川だなんだ。 んで座光寺だなんて言われれば、実際の舞台が江戸であろうとも(笑)、読まなくてはならないものであります。
早速1巻目を読了したのですけれども、これ一体どこまで続くのだろう。 いきなり1巻目で大変な展開を見せております。
これだけしか読んでいませんので簡単に判断しちゃうのもどうかとは思いますが、佐伯泰英の文体は些か固く、とっつきが悪いかも知れないですね。 いやそれよりも時代物らしい文体だと申し上げた方が良いのかも知れません。 どうしても風野真知雄と比較してしまう自分がヤながらも、まぁあちらはどうしたって独自と申しますか独特でありんすからねぇ。
というわけで取り敢えずこれ。 んで他の作品も読もうと思ったのでありました。