本作で取り上げられているのは、今は亡き伝説の女優“林由美香”、彼女はAVに留まらずピンク映画、テレビ、一般映画を一切問わず出演し、 NHKのドラマ作品ではカンヌ映画祭に招待されている。
彼女と仕事をしたかったドキュメンタリー監督の俊才:松江哲明は、彼女が亡くなった後に発掘された、彼女主演の韓国産ビデオ「東京の人妻 純子」に出会い、衝撃を受け、憧れの女優の足跡を追って韓国へ旅立った。そこで彼が発見したものとは・・・・。
林由美香という人は私くらいの年代には特別な存在で・・・知らない人も多いと思うんですが、全盛期はまだインターネット「前」だったし・・・、(AV)女優としてもかなり異色の存在であり、急逝したっていうトドメもありますけれども、選んでいないんじゃないか?っていう自由奔放すぎる出演スタンスが我々の度肝を抜いたんですよね。
そんなスタンスの代表例とも言えるのが、このドキュメンタリーの元になった韓国エロビデオで、その内容が簡単に紹介されておりますけど、なかなかのすごさ。 いいとか悪いとかの前に、解放前なんで、という風に捉えなくてはならないですよね。 んで、余りの衝撃故にドキュメンタリーを1本作っちゃったっていうのも笑えますけど、中身もなまなかに良かったりするんです。
やっぱりあの峠に行ってみるんだなーwとかいう感じで見ました。
個人的には銀星倶楽部の桃色映画天国1980-1994(vol.19)の表紙が最後かな、インターネット以前にメディアで見たのは。 これが1994年だそうなんで、まだまだ干支を一周ちょっとしないくらいは存命だったんですねぇ。