あの香ばしくも輝きに満ちた70 年代の空気感はさらに濃密に、今回はブラジリアンを中心に、まさに70 年代のCTI/KUDOS 的なファンキィ・クロスオーヴァー・ジャズへのオマージュといえるグルーヴィなナンバーも多数収録。もちろん哀愁のメロディやはかなげな女性コーラ ス、柔らかいフェンダーローズの音色など、前作通りのロマン・アンドレン・サウンド満載です!
なんつったって「スウェーデンのデオダート」、外すことがありません(そのかわり、外す時は大コケしそうですけど)。 ただし、前作(スタジオライブ盤の前)からすると多少味わいが変わっています。
雰囲気だけなのかも知れませんが、随分とアフリカっぽくなってしまったような。 アフリカっぽいというと語弊があるのでしょうか。 「はかなげな女性コーラ ス」とかやらがあんまり印象づけられず、男性コーラス(いかにもアフリカっぽい)が幅をきかせているような。
勿論すっごく私好みのボッサなのもありますけど、全体的に構成が複雑・・・とでも申しましょうか、展開が大胆である曲が多いように見受けられます。
嫌いじゃないけど、これ買うんだったら本場の名盤を2枚買った方が、ビギナーの私にはいいのかも知れなかったなぁ。