1972年にデビュー、日本ロック史に鮮烈な足跡を印した“サディスティック・ミカ・バンド”。解散間際の1975年には、ロキシー・ミュージックと共にイギリス・ツアーを敢行し、アルバム黒船、HOT MENUが海外でも高い評価を得るなど、数々の伝説を残した。2度目の再結成を機に2007年3月8日にNHKホールで行った、一夜限りの、そして最後 (かもしれない)のスペシャルライブの模様を軸に、その軌跡と現在を追った音楽ドキュメンタリー映画。
加藤和彦の縊死により、「最後(かもしれない)」じゃなくて「最後」になってしまったミカ(エラ)バンド。 そのライブ映画じゃなくて、ドキュメンタリー映画。 監修は井筒和幸という人で、結局何をしたのかよくわからん状態。
基本的に私は再結成モノが好きじゃないので、ライブそのものには殆ど興味がわかず、だもんでかえってこういうドキュメンタリーの方が取っ付き易かったりもしたり。 と申しますよりライブの量を減らして欲しかった位。
と言ってもそのドキュメンタリーにしたってどうだろう?って話ではありますけれど、それがトノバンの一件で資料的価値を産んでしまったという不思議さ。
買ってまで見るものではありません。 レンタルでじゅうぶん。