今年、Massive Attackがキュレーターを務めたMELTDOWN FESTIVALにてYELLOW MAGIC ORCHESTRA名義で行われたRoyal Festival Hallでのライブ録音、2枚組。YMO時代の名曲”ONGAKU” ”CUE”や、HASYMO名義の新曲”THE CITY OF LIGHT” “TOKYO TOWN PAGES”を初披露した、聴きどころ満載の全18曲を完全収録。実に28年ぶりとなったこの日のロンドン公演は、サポートにクリスチャン・フェネス、高田漣、権藤知彦を得て6人編成で行われた、生バンドとしての強烈なグルーヴを体感できる作品です。
・・・正直、GIJONYMOから聴けば良かったと後悔しながら布団に潜ってiPhoneにイヤフォン付けて聴いていた夕べだったんですけど、気がついたら爆睡していたという。
基本的に私は再結成モノが苦手。 もうこれ何度も書いているけど。 苦手なだけで、嫌いなのではありません。 だから一応手を出したりするんですが、大抵はやっつけられちゃう。 見事にやっつけられちゃう。 だもんで苦手になっちゃったという経緯でんす。
YMOは私の中で、散開後の「再生」は「無かった事」になってるのは言うまでも無く、っていうかこれも強く大きくやっつけられちゃったんですけど、まぁ無かった事になっております。 んで、それ以前でもテクノデリックで一回終わっちゃってるんです。 だもんで私にとってのYMOはテクノデリックまでで、それから後はYMO「みたいな人達」でしかないんです。
そういう私がこれを聴くとなると、無論これはYMO「みたいな人達」の演奏録音であり、且つこの音源では、YMO「みたいな人達他」状態でもあります。
こういう書き方だと、この後やっつけられた感想しか出てこない雰囲気ではあります。 が、そうではなかった。 聴きながら寝てしまった夕べの事は最初に書きました。 そりゃ夕べは疲労困憊で、それなりに酒も飲んじゃったですけどね、でもこれを聴きながら心地よく速攻爆睡しちゃったらしいんですよね。
そういうライブ盤です、これ。 かなり心地いい。 でも、覚醒している時にはあんまり聴きたくはない感じ。 そういう時は別に聴きたい音楽があるから。