人を信じることができない広告代理店の女性を真中瞳が演じたヒューマンドラマ。ある青年と出会い、彼女は信じることの大切さを教えられる。1998年夏、『ホワイトアウト』の制作準備をしていた小滝祥平プロデューサーがひとつのエッセイに感銘し映画化。
前に深夜のテレビでこれをやっていたのをちょっと見たことがあります。 それも2回位は見た事があるんじゃないか、っていう。 そんな記憶が。 しかも途中からでありまして、5分位で飽きちゃってチャンネルを変えてしまうという体たらく。
ただ、深夜のアンニュイとした気持ちとこの映画の淡々さが妙に合っているなぁと思ったんです。 興味深いのぅ、いつかちゃんと観よう、って、そう思ったんです。
それから幾星霜。 今回初めて全編を観たのであります。
多少おかしい設定のところがあって、気にならなくもないんですけど、基本的には淡々と流れていくBGV的な映画。 でもちゃんと台詞を追っていないとつまらない映画だと思ってしまうかも。
真中瞳(現 東風万智子)も、これが映画初出演(主演)とは思えない程の堂々っぷりだし、堺雅人は相変わらず堺雅人ですし(←でも案外好き)、なんかその辺にあるつまんない邦画とは明らかに違いますですね。 面白かったです。 けど、私が普段面白がる映画の方向性とは全く違い、「普通の面白い映画」でありました。
それにしても淡々としすぎて堺雅人すら淡々と死なせちゃうのは、なまなかなもんじゃないですよ。