女番長ゲリラ

2大ポルノ女優の杉本美樹、池玲子が競艶!お色気ド迫力の人気シリーズ第3弾!!
無軌道な女番長グループの鮮烈なエロチシズムがスクリーンにいっぱい。裸でオートバイに跨り、ユスリ、タカリ、かつあげ、時には肉体を売り物にするハレンチさ。ポルノスターNo.1の杉本美樹の主演3作目。前作までの主演女優で裸拒否宣言した池玲子が再びはち切れんばかりの肉体を引っさげてカムバックした。京都、西伊豆を舞台に東映ポルノ女優総出演で繰り広げる。

仁義を切れば滑舌がやたら良く、喧嘩をすればやたら服が脱げ破れ、車に乗ればガタイが良くなり、京都に行ったと思いきやどう考えたってスポンサーだろ?それ、な伊豆のホテルに移動する、毎度おなじみ女番長(スケバン)シリーズ。

ナミ(池玲子!)は新幹線で京都に戻ってビルの非常階段でタイマンを見物。 それは女番長シリーズだから許そうものの、直後に「尼寺オケイ」という全く常軌を逸した怖いキャラクターが登場し、女番長シリーズの面目躍如なんでありますが、不条理に登場させておいてそのまま温存させちゃうっていう放置プレイがニクいのでもあります。

さてこの映画の見所は、なんと申し上げましてもあがた森魚。 長髪で生ギターを持ったあがた森魚が出演しているところであります。 赤色エレジーの為に主人公の名前が一郎と幸子になってしまうウルトラご都合主義がすごいところですけれど、全てあがた森魚の強烈にもっさりしたキャラクターで流されてしまう、非常におかしな映画になっております。

すったもんだありまして、好きな人は死に、敵は全滅し、相当数の死傷者を出したにも関わらず、のうのうと伊豆から移動してしまうラスト。 バイクに跨り颯爽と去っていくラストシーンを見てしまうと、もう本当にどうでもいいっていうか、今まで何があったのかをすっかり忘れさせてくれるどうしようもなさがあったのでした。

ダイナマイトな映画だよ、まったく。