橋の上で毎日誰かを待つ女。毎晩、酔ったふりをする男。地蔵に塗られた白粉。北町奉行の同心を義父に持つ夏之助は、幼なじみで与力の父を持つ早苗とそれらの謎を探り始めるが、いつしか町内で起きた斬殺事件の真相に近づいてしまい……。著者待望の新シリーズ。
風野真知雄の新シリーズ・・・という事なのですが、「先ずは様子見」という雰囲気が濃厚で、こちらも多少は構えて読んでしまったような気がします。 内容は相変わらず面白く、あっという間に読了してしまった位。
まだ1作目だからなのか、自己紹介的な展開が強く、話が大きく動く事もなく、淡々としておるのですが、これが後にお化けしてとんでもない展開に・・・なりそうもなく(笑)、これはこれで安心して読めそう。
はやく次作が読みたい。