Zweisteinの存在を知ったのは案外前で、マーキーから刊行されたジャーマンロックうんたらかんたら(なんと紛失してしまい、手元にない!)・・・あぁ、ジャーマンロック集成ですか・・・を読んでの事なんです。 なんかすごい紹介をされていて、しかもCD化なんかされてなくて、きっとこれがCD化されたら速攻で買って私のとってのジャーマンロックは終わるんだろうなぁって思ったものでした。
それから随分と経って、ヤホワがキャプテントリップからBOXでリリースされるって噂を聞いたちょっと後に人生をリタイアしそうになって長野に転居して、インターネットが普及して色んな情報が手に入るようになってもZweisteinはCD化されなかったんですよね。
そのうち私自身もジャーマンロックから離れていき、ラテンとかソフトロックとかに傾倒していくんですけど、ヤホワのBOXが再発されたと聞いた時は飛びついたもんです。
つったら!ZweisteinもCD化されてたんですね、ヤホワと同じくキャプテントリップから! しかも2007年に! しかも1000枚限定で! なんでまだ売ってるんだ!w
ついこないだ知ったんです。 で、私の誕生日がこないだだったもんで、それにかこつけて注文しました。 んで聴きました。 延々聴きました。 まず言えるのは、普通にロックとか聴いてる普通の音楽ファンは、こんなの聴いちゃぁダメです。 イライラしすぎて死んじゃうかも知れません。
解説にもありますけど、基本はコラージュで、リズムとかハーモニーとかは殆ど期待してはいけません。 延々とコラージュが続きまして、全く無時間性を強要して素晴らしいです。 編集テクニックとしては、時代が時代なもんで稚拙だとは思うんですけど、アナログっぽい感じがいいんですよね。 それと、かなりドラッギーで、寝る時に聴くと意外に眠れちゃうっていうね。
ただ、あんまりジャーマンロックと被る部分が少ないっぽいです。 コラージュと言えば初期Faustですけど、単にコラージュという部分だけで被るだけで、ジャーマンだからっていうのは感じられず、無茶なパーカッションと言えばオリジナルAmon Duulですけど、あそこまで徹底していないところでちょっと違うし、属する部分があまりにも少ないっていうか、ジャーマンロックで括っちゃぁダメなのかも知れません。
それにしてもこれは珍盤中の珍盤、奇盤中の奇盤ですね。 ジャケットも異様ですし、こういうのが天下のフィリップスから発売されていたんですねぇ、すごい時代だったんだなぁ当時のドイツは。
トリップ – フリップ・アウト – メディテーション(Trip – Flip Out – Meditation) 2人のアインシュタインと名乗る姉妹のアヴァン&ロマンチックな世界最初の音響ユニットが1970年に発表し、GERMAN ROCK史上最もカルトで幻の3枚組アルバムが再発。心理学者兼作家の父と有名舞台女優の母のもと、クラシックやバレエを学び優れた耳と豊かな感性を持ち、1960年代ティーン・アイドル歌手として活躍していた姉スザンヌは、妹のダイアンと遊園地や教会などで音素材を録音。それを編集加工し本作を完成させ、後にクラフトワークやクラスターの契約をするディレクターと発売契約。サイケ時代の空気を思いっきり吸い込み、古代エジプトから現代まで時代を越えて、全宇宙空間との共有音として作用するツヴァイシュタインの音巻!オリジナルLPジャケを可能な限り忠実に再現。見開き中央ページを、フロントの両面鏡でのぞくと特殊視覚効が得られ、それを生み出すための両面鏡付、特殊形状ジャケット全ページはシルバー・メタリック・ペーパーにゴールド&鏡面フルカラーで彩られた豪華8面式、更にフロントとバックはデボス・レリーフ加工。ボーナスとして唯一のシングル盤の両面を追加収録。2007年最新デジタル・リマスタリング。ジャケの独語解説をメンバー自ら英語訳し、さらに文化背景やさまざまな言葉遊びの注釈を盛り込んだ日本語訳も収録。完全限定生産初回盤1000枚。 The original triple-LP set was released on Philips, Germany. Ultra cult mega-rare item in 1970. Reissue with elaborate miniature paper sleeve (embossed silver-paper + mirror) same as the original dual gate-fold sleeve LP, inner sleeves. Digital remaster version 3CD set. Including bonus tracks (their only one 7 inch)! Limited edition.