銀行強盗のマッコイは仲違いからボスを殺してしまい、組織から終われるハメに陥る。彼が妻とともにメキシコに向かって逃げて逃げて逃げまくる姿を描いたバイオレンスアクション。この手の映画では右に出る物がいないといっては過言ではないサム・ペキンパー監督が本領発揮。追われる夫婦スティーブ・マックイーン&アリ・マッグローをこれでもかと窮地に追い詰めるアクションは、手に汗握ること必至。ラストの銃撃戦は鼓膜を突き破らんばかりの乱射で、これぞペキンパー映画だ!とアクション映画ファンは小躍りしたくなってしまうかも。全盛期のマックイーンのワイルドな魅力もたっぷり楽しめる。
バイオレンスなサム・ペキンパー監督作品の中でも、その度合が薄くて見やすく、なんつったってスティーブ・マックイーン主演でっていうかアリ・マッグローが出ている映画だっていうんで観てみた次第であります。
Al Lettieriがなんつったっていいですよね。 あぁいう顔立ちのワルっていうのは、ワル顔大好き委員会の委員としてはもうすごくタマランチ会長なんであります。 強いんだか弱いんだかわかんないけど、顔立ちはワルで、なんかいつの間にか殺されちゃう、っていう感じの。
確かに全般的にサム・ペキンパーっぽくない雰囲気が出ていますけど、オープニングだけでも堪能しておきたいところ。 あぁいう雰囲気は「らしさ」が出てますよね。
それと、全体を包みこむ埃っぽいアメリカの映像。 昔の昼下がりに12チャンネルでやってた映画は、こういう埃っぽさか、或いは昆虫がやたらとデカくなっちゃうような映画ばっかりだったのを思い出しますです。
・・・そういえばスティーブ・マックイーンの主演作を今回初めてちゃんと観たです。 こういう役者だったんですね。 あ、それと、アリ・マッグローはどことなくエマ・ワトソンに似ているよなぁ。