重松清の原作を『病院で死ぬということ』の市川準監督が手掛け、現代の“死”を真摯に描いたドラマ。末期ガンの父を自宅で看取ることにした小学校教師の光一は、死の意味がわからない教え子たちに父の姿を見せようと決心する。
なんでこの映画を観たかって言うと、そりゃ薬師丸ひろ子祭りだからなんですけど、なんの事は無いこの映画けっこういいじゃないのさ、っていう話です。
テリー伊藤が演技をする、っていうんだって、薬師丸ひろ子が出演していなければ絶対に目にしないとは思いますけど、それはそれ。 朴訥とした雰囲気が案外良くて。 映画自体も振り幅の広くない内容なので、すごくしっくりきてますねぇ。 思えば、あぁいう父親なのに同じ職業を選んでしまった息子、という図式が最初は違和感あったんですけど、段々とね・・・わかるんですよね。 あぁそうか、って。
なんかねぇ、死とか葬式とかって条件反射的にダメなのよねぇ私。 でもラストのシーンは涙を誘う、良いシーンだったよぅ・・・・そうか、麻生美代子ってフネの声やってる人だったんだ。 喪主の挨拶の毅然とした姿が素敵でありんした。
ちなみに薬師丸ひろ子さん、妻役でありました。 前に観たDVDでは高校生だったのに、今度のDVDでは妻。 時間の経過を力いっぱい感ずるところではありましたが、公園のシーンでフリスビーを投げる時の体の動かし方がいかにも「薬師丸ひろ子」で、っていうか全然若い時と一緒で、すごく安堵しちゃったんですよ。
そういう見方でいいのか・・・