大滝詠一 Talks About Niagara

2001年の『ロング・バケイション』以来、おもにリマスターCDが発売されるタイミングで『レコード・コレクターズ』に掲載された大滝詠一インタヴューを集大成。その一部は未掲載分を含めたロング・ヴァージョンに拡大し、また3作品については本書のために新たなインタヴューを行ないました。さらに、フィル・スペクターやビーチ・ボーイズのサウンドを分析した「ロック研究セミナー」はじめ、『ニューミュージック・マガジン』『レコード・コレクターズ』で本人が執筆した記事や山下達郎との対談も多数収録。大滝詠一とナイアガラ・ワールドを知るために欠かせない一冊です。

何度も書いている通り、私はナイアガラーでは全然ありません。 大滝詠一は何枚か持っていますけれども、とりたてて好きという訳でもなく、かといって嫌いでもなく、微妙なところなんです。

そのかわりなのかなんなのか、本が出るとついつい買ってしまう・・・。 ちなみにこれ、発売日にツタヤで平積みにしてあったのが翌週には1冊もなくなり、アマゾンではアマゾン自身での取り扱いはなく(だので定価では買えない)、入手に戸惑ってしまったのでありました。

きっと現在進行形的な人の本だったら無理してまで買う事はないんだろうと思って。 もう実質的に「完了」しちゃってる(単に終わってる、という意味ではなく)人であり、かつ実際問題音楽よりも文章で読んだ方が面白いんですよね。 こう理屈っぽいのとは一寸違う・・・頭でっかちなのとも一寸違う・・・なんとも不思議な空気ではありますながら、勿論隅から隅まで面白いのではありませんが、ついつい読んでしまうんです。 なので買ってしまうんですよねぇ。

この本、LET’S STUDY AGAINがいいです。 でも誰にでもおすすめ出来るものではないなぁ。