依然多少は薬師丸ひろ子の神が降臨しているのですけれど、ここのところ尾美としのりの神も降臨しててなんともはや。 しかし富田靖子の神は・・・
高校生のヒロキは、ひそかに思いを寄せる美少女に「さびしんぼう」と名づけ、いつも遠くから眺めていた。そんな彼のもとに、ある日突然「さびしんぼう」と名のるピエロ姿の少女が現れ、次々と騒動をまき起こしていく。
『転校生』『時をかける少女』に続く「尾道3部作」の最終編。大林宣彦監督が故郷の広島県尾道市を舞台に、思春期特有のときめきをセンチメンタルに描いていく。ロマンチシズムも3作中一番強い作品で、ショパンの「別れの曲」が印象的に使われるなか、富田靖子が2人の「さびしんぼう」を巧みに演じきっている。尾美としのりをはじめとする大林ファミリーも総出演。公開時には黒澤明監督からも絶賛された秀作である。
そういえば少なからず大林宣彦の神も降臨しているような気がするんですけど、気がするんだっていう程度で留めておかないと痛い目にあいそうで。
映画としては相当良いと思うんですが、こう、落差が激しいと感じたのか、全般的に評価がし辛いんですよね。 大林宣彦監督作品に共通していえると思うんですけど。 あぁそういうシーンとかセリフ回しは無い方がいいんでねぇか？っていうとｋろが幾つかあって、興醒めしちゃうんですよね。
でもほら、さびしんぼうの正体があれでしょ？ 最近そういうのに弱い私としては、もうそれだけで落涙なんです。 あー困ってますー。