あの人は、老境をいかに生き、死を迎えたか?江戸・明治・大正・昭和を生きた有名人たちの「老い支度」…。
こういった類の蘊蓄本は、見かけるとついつい読んでしまう。 読んだところでどうなのかっていう話もありますし、何かの話の折に「いやぁそれにしたって野津道貫の晩年はですよ?」なんて展開には間違ってもなりませんでしょうし。
だもんで勿論本文も読みますけど、私がいつも気になるのは、最初に登場する人と最後に登場する人となんであります。 「教科書が教えない歴史有名人の晩年と死」というタイトルでありまして、特に何時代からとは書いてありません。 んでページを開いてみると、最初が水戸光圀なんですね。 あぁこれでこのあたりの時代からなんだなぁと、江戸時代からなんだなぁと知るんであり、これがもしもっと昔からであれば、天皇とかから始まるんだろうなぁと思うですし、天皇・皇族であれば、それはそれで1冊できちゃいますから、これで大体の登場リストがわかりそうなのです。
んで最後。 これが意表をついたです。 まさか尾崎豊とかだったら手放しで喜んで放した手をそのままにしとくんですが、まさかね新人物往来社ですからね、そういうことは絶対になく、しかしながら意表をつかれたのは、最後が萬屋錦之介だっていう(ちなみにとの前は阪東妻三郎)。 思わず意図が知りたく3回読んじゃったという。
そうそう、別に知りたくもなかった金子みすゞの晩年と死にも触れられてます。 いやぁこれは知りたくなかったなぁ本音を言うと。