長距離トラック運転手のコンビが繰り広げる笑いと涙の珍騒動。ウェイトレス・洋子にひと目惚れの桃次郎。洋子の婚約者の存在を知った桃次郎は彼女を男のもとへ送り届けることに。ヤクザ映画のスター・菅激GcF新境地を切り開いたシリーズ第1弾。
食堂をイメージするのに「トラック野郎に出てくる・・・」という形容をすると、ある程度の年齢の人にはジャストなイメージで伝わってくれるので、そういう感じの食堂じゃなくても、食堂とあらば全部が全部「トラック野郎に出てくるような」みたいな言い方でまとめちゃってるのが私の流儀なんですけれども、その実大人になってからは見ていないなぁってなもんで、1作目を観てみたんです。
1975年といえば私は5歳だ6歳だで、リアルタイムには見ていないんでしょうけれど、当時はテレビでも放映していましたから、案外見ているんですよね。 つったって、ロードショー上映からテレビ放送までのタイムラグとか、まさかシリーズ全てをテレビでもやってた訳ではないだろうとか、もう記憶がなくてねぇ。
こうやって観終わりますとですね、鈴木則文監督作品以外の何者でもないんですよね。 そりゃ菅原文太とか愛川欽也とか、もうキンキンなんて若くて若くてすんごいことになっちゃってるんですが、あー佐藤允とか、夏純子とか中島ゆたか(♀)とか、大変なキャストではありますけれど、結局は鈴木則文監督作品だと。 そこの一点に尽きるんでありますなぁ。
アクションありエロありカーチェイスありギャグありギャグありしょうもないギャグありという、娯楽大作なんでありますなぁ。 第1作ということで、超早回しっていう事で、大味な印象を残しましたけれど、多分これ以降もそうだったんじゃないかと思われ、折を見て他のも見ようかなぁなんて思っているのではありました。