武士の家計簿

代々加賀藩の御算用者(経理係)である下級武士の猪山直之(堺雅人)は、稼業のそろばんの腕を磨き出世する。しかし、親戚つき合い,養育費、冠婚葬祭と、武士の慣習で出世のたびに出費が増え、いつしか家計は火の車。一家の窮地に直之は、”家計立て直し”を宣言。家財を売り払い、妻のお駒に支えられつつ、家族一丸となって倹約生活を実行していく。見栄や世間体を捨てても直之が守りたかったもの、そしてわが子に伝えようとした思いとは-。世間体や時流に惑わされることなく、つつましくも堅実に生きた猪山三世代にわたる親子の絆と家族愛を描いた物語。

普通にハートウォーミングな映画で、良かったんですよ・・・妻と一緒に見るには。 多分これね、私独りでは絶対に観ないと思うんですよね。 それでも、堺雅人さんが主演でしょ。 もしかしたら独りでも観たかも知れないなぁ。

これは妻のチョイスなんです。

原作があるんですね。 本当にあった猪山家の資料を基にした。 たぶん資料だけでは味も素っ気もない(だから資料なんでしょうけれども)と思うんですが、それをこうやって映画にしてね、しかもハートウォーミングっていうね、よくまとめたよなぁって。

森田芳光なんですね、監督。

兎に角注目と申しますか、印象的なのは「絵の鯛」ですよね。 そうそうジャケットにもなってる。 ジャケットで家族横並びって、家族ゲームだよなぁとか思いながらも、そのシーンはとても良かったんですよ。 鯛じゃ、鯛じゃ!ってね。 西村雅彦(ヨサンパチ)もよかったよなぁ。

たまにはこういう映画もいいよねぇ。