佃島渡し船殺人事件 – 耳袋秘帖

年の瀬の佃島で、渡し船が突如突っ込んできた船に当て逃げされ転覆、乗っていた四人が死んだ。だが、死んだ船頭以外の三人の遺体には刺し傷が見つかる。やがて、出航直前に別の船に乗るよう声をかけられた娘がいたとの証言も出て、事故の謎はさらに広がる。南町奉行根岸肥前が活躍する「耳袋秘帖」殺人事件シリーズ第十二弾。

・・・そうか、文春から出てるのはずっと「妖談」シリーズだけかと思ってたら、前作から「殺人事件」シリーズが復活してたんですね。 ちゃんと見ないといけないですなぁ。

今作はちょっと不思議な雰囲気。 ケリもつくんではありますけど、ふわっとした感じ。 中盤もじっとり進み、解決するのかな?って思っちゃうほど。

それは決してつまらないというのでもないですし、テンションが下がったわけでもないですし、そうさなー空気が変わったような気がするんですよね。

もう耳袋秘帖はいいかなぁと思い始めてしまいました。 おゆうのことだけが気がかりですけど。