寺山修司の文学・演劇・映画を全力で支えた田中未知が24年の沈黙を破って語りはじめる寺山修司の核心!
1960年代の大ヒット曲〈時には母のない子のように〉の作曲家・田中未知は、鬼才・寺山修司のパートナーとしてその死までの16年余をともに生きた。天井桟敷の驚くべき照明家、読者にじかに問いかける本『質問』の著者、不思議な楽器のコンサートを開く実験音楽家、けれどもっとも重要な田中未知の職業は「寺山修司」だった。
死人に口なし、だな。 と読了してさんざ感じたのであります。
これって第2章からが「よみもの」としては興味深いところでありまして、苦しみながら1章目を読み終えてからというもの、後は一気に読む切ってしまったところ。
とっても異様な世界が繰り広げられていたというのを、他の書籍でも読んでいたのですけれども、一番近いとされた人の証言と言いますか恨みつらみと言いますかが、これでもかこれでもかと押し寄せてまいりまして、読了してどんよりとしてしまったです。
連休中に読むものではなかった、と。