コッポラ監督を父に持つ、ローマン・コッポラの映画デビュー作。69年のパリを舞台に、2001年を想定したセクシーSFスパイ映画製作に熱中する青年の姿を描く。映画初主演のトップモデル、A・リンドヴァルがスパイ役を好演。
これ、当然昔の映画かと思っていたんですけど、そうじゃなくて2001年の作品だったんですね。 2001年に1969/70年とかを舞台にした映画を作るっていう。 好きものだよなぁ。 それにしてもジャケットとか見てもね、これが2000年代の作品だとは思わないですよね。 この映画そのもの(主人公の日常)、主人公のプライベートフィルム、そして仕事としてかかってる映画の3重構造になってるんですけど、そんなでもなく複雑でもなくて。 んで後者のがあれなんですねジャケットになってるの。 だもんで延々SFじゃないって話です。
それにしてもアフレコシーンのリンドヴァルのかわゆさには度肝とか度肝じゃないものも抜かれちゃうんですが、映画本編も私には興味深く観られましたなぁ。 ほんとに好きなんだなこの時代wっていうね。 なんかレビューにはもっとこう、爆笑的な?オースティン・パワーズ的なのを求めている節があったりなかったりですけど、それはちゃんと事前に映画について調べておかないとだめでしょうっていう話ですよね。 ギャグの要素は殆どと申しますか皆無であります。 時代錯誤な設定、というのをギャグだとすればそりゃすごいですけど・・・。
特典映像もいいですねぇ。 本編観たら是非とも特典も観て欲しいですねぇ。 それにしてもこの監督、よっぽど思い入れがあるんだなぁ。