ジャーマン・ロック集成

プログレッシヴ・ロックの最先端として、ニューウェイヴに影響を与えたシーンとして、変化していく音楽=ポップ・ミュージックをリードする、混沌のジャーマン・ロックシーンをアーティスト別に一覧する。再刊。

ジャーマン・ロックといえば、インターネットが今ほど普及していなかった時代ではこの書籍に止めを刺すのでありました。 長らく処分してしまっていたと思っていたところ、先日書庫から発掘されまして、これ。

ジャーマン・ロック集成は初版(1994年)と改訂版(1997年)とがあって、この写真のは説明文には再刊と書いてありますけれども初版じゃないでしょうか。 私が持っているのは改訂版。 しかも、実は初版も買っていたという。

とにかく当時はもう、貪るように読んで、CD屋に行ってはCD化されていないものばっかりなのにガッカリもし、それでもCD化されているものは問答無用で買ったりしたものです・・・書籍の前半のジャンルですけれど。

あれから一昔以上経って、ジャーマン系は随分とCD化されたりモゴモゴしたりしましたなぁ。 私自身はちょっと離れたって言いますかご無沙汰気味ではありますが、総じていいんですよね、ジャーマン。 ジャーマンって、他の国ではありえないような音楽の発達を遂げ(ていて今は停滞しているような?)、バンドそれぞれでも随分と指向に開きがあるんですよね。 それを総じてジャーマンと言ってしまうのは些か乱暴ではありますが、その乱暴さやいい加減さがジャーマンでもあるんですよなぁ。