悲しくなってしまうようなタイトルだけど、これがカセットテープの箱の背表紙に印刷されたとしたら、そーでもなくなる不思議。 +3じゃないジャケットの方が私は好きなんだけどなぁ。
ハプニング・フォーは私にとって、とてもとらえどころのないバンドで、聴く度に悩んでしまいます。 音楽性の幅が果たして広いのか偏ってるのか、っていうところもありますけど、あのトメ北川(ですよね?)のボーカルがねぇ・・・どうしよう?って感じなんですよ。 公式サイトにはラウンジ・ミュージック・バンドって書いてありますけどね、こう・・・キャバレーバンドみたいなね、ラウンジっていうのとはちょっと違う、もっと雑な感じがするんですよね。
ただ、このアルバムはハプニング・フォーの最高傑作かも知れないです。 と個人的には思うんだよなぁ。
カバー集でありましてね、渋い選曲なんですよこれが。 んで、例の演歌みたいな歌唱とこれがマッチするんです。 演歌みたいなっていうとゴールデン・カップスもそうなんですけど、同じ匂いがしますね。 ハプニング・フォーの方が上品と言いますか真面目な印象を受けますけども。
ただ、どうしたってラウンジではない、っていう悲劇がここにはあるなぁ。 そっち目当てで買うと不思議な気持ちになるかも。 それよりも、異端のGSバンドの直球勝負的作品だと捉えれば、これは良い作品だと思えると思えます〜。
大ヒット曲「あなたが欲しい」の別ヴァージョン収録! 人気GS、ハプニングス・フォーのレア音源が ボーナス音源を追加して紙ジャケットCD化! 実力派GSとして人気の高いザ・ハプニングス・フォーが1971年にのカセット・テープのみでリリースした幻のカヴァー・アルバムを紙ジャケットでCD化。99年にCD化された音源にボーナス・トラックを3曲追加、彼らの8トラック音源をすべて収録したコンプリート・コレクションです。 当時のニューロック~R&Bのヒット・ナンバーのカヴァー曲を中心に収録曲は彼らのオリジナル3曲を収録。ヒット曲「あなたが欲しい」や和モノ人気の「アリゲーター・ブーガールー」はオリジナル曲は全て別ヴァージョンを収録。カヴァー曲はジャジーからラテン・グルーヴへと変化する「スピニング・ホイール」(BST)、オルガンとギターがサイケデリックな「紫のけむり」(ジミ・ヘンドリックス)、ラテンタッチの「ダンス天国」(ウォーカーブラザース)などオルガンをフィーチャーしたかっこいいダンス・サウンド。ジャズ喫茶やゴーゴークラブでもよく演奏されていただけあって、グルーヴィーな演奏と黒っぽいヴォーカルはダンス・フロアに完全対応!車で聴いても、フロアで聴いてもゴキゲン!