珠玉の「新宿歌謡」を集大成した豪華2枚組!日本一の繁華街・新宿の片隅で今夜も人生模様が繰り広げられる… 珠玉の「新宿歌謡」を集大成した豪華2枚組!
これ、レンタルしたんですけど、こういうオムニバス形式のアルバムって、聴くに至るに2つの理由っていうかなんていうかがあると思うんですよね。 つったってそんなに難しい話じゃなくて、興味「のある」方向性か、興味「を持ちたい」方向性か、っていうね。 まぁ、人からもらったから、とかそういう他の経緯もありましょうけど、そういうのとは違くてね。
どちらにせよ、好きになって聴き込みたいとかそういうゴールを目指して試行錯誤するのに、色んなアーティストの楽曲がごっちゃり入ってるアルバムっていうのはとっかかりに最適なんですよね。
ただ、この作品はどうしたことだろう。 新宿歌謡、というのでまとめやがった。
そもそも「新宿歌謡」というものがあるのかどうか知りませんけど、新宿を歌った、新宿に関わりのある歌があれこれと収録されております。
総じて言えるのは、もし新宿歌謡っていうものがあれば、その新宿歌謡っていうのは「後ろめたい」雰囲気たっぷりだ、っていう事であります。 どうしてくれよう、この堂々たる後ろめたさっぷりは。
私は城北の人間だったので、わざわざ山手線の向こう側の新宿にまで行って飲む事は稀だったのでして、正直新宿の夜というのはよくは知りませんです。 ゴールデン街なんかも1回行ったような気がする程度です。 しょんべん横丁には時たま行ったかなーっちゅう位。 そもそももう記憶が薄れてますですなぁ。
ただ、後ろめたさっぷりは感じてた。 それがこのオムニバスの印象に結びついているのかも知れませんし、そもそも収録されている楽曲の昭和レベルが高すぎちゃって、それも関係しているよね、こりゃ。
昭和って、濃いけど後ろめたい感じです。 平成っていうのは味気ないけど。
・・・などと、そんな事を思いつつ、聴いておりました。 それにしてもトークのみで完結する曲には打ちのめされたです。 さすが新宿歌謡。 あなどれねぇぜ。