これが一番聴きやすい、と言いましょうか、いいと思うんですよね、ユーリズミックスでは。 そもそもが1984までが私にとってのユーリズミックスでありますので、その中でのお話になりますと、どれもいいぜ!?って事になっちゃうんですが、このサイト的に言えばやっぱりコニー・プランクがプロデュースした1stのIn The Gardenだったり、サントラだけど実は一番かっこいい1984とかになるんですよね。
でも、夕べじっくり聴き直してみて、やっぱりこれだと。 2ndでありますところのSweet Dreamsだと。
路線的にはそんなに1stと変わっていないと思うんですよね。 1stがギターポップになっちゃってるのをシンセ(しかもチープな)に置き換えれば・・・・・あ!あと、重要な要素がありました!1stではボーカルがそんなにソウルフルじゃないんですよ。 それが2ndのこれになると唐突にソウルフルになっちゃうっていうね。
僕らは1枚目のアルバムをドイツで、コニー・プランクと一緒にレコーディングした。そのときにとてつもなく奇妙で、実験的で、エレクトロニックで、アンダーグラウンドな音に出合った。それをイギリスに持ち帰り、イギリスのポップ・センスと組み合わせることで、「スウィート・ドリームス」のようなヒット曲が生まれた。クールで、シンセっぽい音なのに、ヴォーカルはソウルフル。これが僕らのスタイルとなった。(ユーリズミックス・スペシャルインタビュー – Guitar Labo – Yahoo!オークションより)
「クールで、シンセっぽい音なのに、ヴォーカルはソウルフル」だって。 うんうん、それなんですよね。 そのとおりなんですよね。 これって画期的だったんですよね。 ボーカルがやたらソウルなんだけど、演奏がシンセポップ、だけどベースが妙にうねってみたり、ちょっと他では聴けない音楽だったんですよね。 Wrap It upとかね、曲自体はそんなに難しくないと思うんだけど、こういう録音ってなかなかできないと思うんですよ。 3rdだったらThe First Cutとかね。 どうなってるんだろうって話ですよ、この人達。
私、この頃中学生だったんですけど、あまりにかっこいいんでLP買いましたもん。 グラミー賞とかも見ましたよテレビで。
これだけ見るとキワモノだけど、ボーカルスタイル以外はキワモノだったんでいっか、と思ったり、いや違うこういう組み合わせがすごいんだとか、よくわかんないけどユーリズミックスはすごかったんだから!
ちなみにソウル志向が高まり過ぎた時点で私は離脱しました。