コミック昭和史

水木しげるの作品はこれまでにちゃんと読んだことがなくて、うちの妻が何冊か持ってるんですけどページを開く事もなかった・・・あったかも・・・かもなんですけど、これは特別だよなぁってな事で読んだんです。

昭和とはどのような時代だったのか。戦後50年を機に、いまあらためてその時代精神が問われている。それも権力者の視点ではなく庶民の眼で捉えたらどうなるのか。太平洋戦争下、ラバウルでの空襲により片腕を失った筆者が、万感の想いで描ききる。戦争を知らない世代に贈るコミック昭和史・全8巻。

庶民の目で、というよりも、そのまんま水木しげるの目線で描かれているんですよね。 水木しげるの人生についても相当量描かれてて、これがまた面白くて、いいバランスなんですよ。 水木しげる伝と言えばそうじゃないし、全うな昭和史と言えばそうじゃないし、でも、両方共十分に含まれていてすごく読みやすい、という。

個人的には、職業的になんで「水木」姓になったのかがわかってちょっとした衝撃。