交易の願いを込めて就航した帆船レイナ一世号は南へ。座光寺藤之助は井伊直弼に実権が移った江戸に舞い戻る。当主不在の咎で、お家断絶と当主切腹を迫られた座光寺家。江戸屋敷を引き払った面々を追い、藤之助も中山道、碓氷峠を目指し急追するが?最大の危機に、藤之助は一族を救えるか!?文庫書下ろし。シリーズ第16弾。
行きもしない本屋さんにたまに行くと、先ず向かうのが文庫の新刊コーナーで、たいがい佐伯泰英の新刊が1冊、時には2冊とか置いてあって、病み中らしいというのに相変わらずのすごいペースだよなぁと思いつつ、何も買わないで帰るのではありました。
が、そんなんでも佐伯泰英の新刊については、この交代寄合伊那衆異聞だけは予約して買っているんです。 もしかしたら時代小説で予約までするのってこれだけかも知れない・・・なにせ交代寄合「伊那」衆異聞ですものね。 わかってんだろうなおまえら!?って話ですよ。 ここに座って父さんの話を聞きなさいって事です。
他の作品は知らないのですが、これはだいたい半年に1冊くらいのペースで新刊が出るみたいですね。 だもので新刊を読み始める時、前の巻の最後がどうだったか忘れてしまっているんですよね。 前の巻を探してさらっと後半部分を舐めてから新刊を読み始めるっていうね。
お家断絶だの当主の切腹だのを命じられた割には今回、話が進んでいないような気がします。 けれど、これは布石なんでしょうね。 もうじき話が大きく動く予感がする!するるー!