おやじの秘密、しゃべっちゃおうか。水木しげる、赤塚不二夫、手塚治虫の娘たちが語る、父の素顔。
他人の家の事なので同情するのがどうかとは思いますが、あまりにも有名な人達(漫画家)の娘・・・そうだ全員娘だ・・・の対談集は、切実だったり笑えたり。 しかも親がまさに三者三様なので、それぞれのエピソードが「いかにも」というもので、ついつい読み進めてしまう。 もしかしたら一番親子らしい(?)手塚家は、普通な感じに父親に対して屈折な感情を抱き、こっちも親子らしい(?)水木家では、家族単位で、まさにユニット化している親子(家族)関係であります。 反面赤塚家は、両親が早くに離別してしまい、その後両親が同じくらいに死去してしまうという。
ところでこの書籍、「娘が選ぶ父の傑作漫画」ということで一人一作で3作が掲載されていまして、
「猫」 水木しげる
「レッツラゴン」REMIX 赤塚不二夫
「ペックスばんざい」 手塚治虫
どれも面白い。 なかなか味わい深い選択なのではありました。