“低予算映画の王者”ロジャー・コーマンが製作を手掛けたカーアクションが低価格化して再登場。独裁者に支配された西暦2000年のアメリカを舞台に、命懸けのレース“デスレース”の恐怖を描く。『ロッキー』以前のシルベスター・スタローンが出演。
とにかく陽気、というか躁状態のレポーターが怖い。 まぁ最後はあれなんですけど。
ロジャー・コーマンですからね。
この映画の場合は、低予算映画だからどうとかそういう問題ではなく、本当に最低の映画で、確かにカルト映画ではあります。 その割にはキャストがイカしてるのもムカつく。 デイヴィッド・キャラダインでしょ。 スタローンでしょ。 女性軍もいかにもヤンキーガールで素敵だし。 憎たらしいくらいです。
独裁国家となった2000年とかのアメリカで、唯一の娯楽然たる存在のこのレース。 鬼畜なのは途中で人を轢き殺すとポイント加算!っていうところ。 最初のうち、その日のレース再開時に周辺に詰めかけてる観客とかスタッフは対象にならないのかな?って思ってたら、流石ですそのうち加算対象になっちゃった。 おい。
同時に、そんな悪政をただすべく立ち上がったレジスタンスの行動や、フランケンシュタインのナビゲーターになったアニーの本性とか・・・なにげにストーリーはちゃんとしているのがB級映画とは違うところ。 安心して観られるのであり・・・ませんかね、人が轢かれまくってんですから。
私自身はスタローンなんか好きでもなんでもないんですけど、この映画でのスタローンは違います。 まだ売れる前だからなのか、張り切っちゃってます。 マシンガンジョーという役柄なんですけど、登場時にブーイングが気に入らないとかでいきなりマシンガンをぶっ放すんです。
どんなご挨拶だよ、って。 あぁ、最低映画。