ブリティッシュでギターレスなAardvarkの唯一のアルバムは1970年にリリース。 プログレに分類されるのですけれども、最近この「プログレッシブロック」というのが個人的にわからなくなってきて、その境界線が曖昧な気がしないでもなく、Aardvarkはプログレなのかなーっていう。
いきなり歪んだオルガンの音でぶちかます1曲目なんかは、姿勢的にはパンクじゃねーか的な無理矢理な言い方も出来たり出来なかったりやっぱり出来ないし。 ただ、ギターレスなのでロックっぽいフォーマットから些か逸脱しているんですよね。 それが興味深い。
こういうジャンル的な言い回しは得意ではなくて、ほんとどうしようと思うんですけど、4曲目なんかを聴くに、アートロックって雰囲気なんですよね。 いかにも!っていうリフで始まって、少々ややこしい展開の曲。 Apryl Fool(日本のバンドね)あたりが食いつきそうな鍵盤ものがごっちゃり空気を埋め尽くす(もちろんソロもある)良曲であります。
そう、すごく無難なんです、全体的に。 中途半端で無属性、と言ってしまえばそれまでですけど、意外や意外、あぁこういうのもプログレなのかなープレグレでいいんだなー、って、今納得したのではありました。
Digitally remastered edition of this Prog Rock rarity originally released in 1970. Aardvark features such outstanding pieces as the evocative ‘Once Upon A Hill’, ‘Many Things To Do’ and the powerful album closing track; ‘Put That In Your Pipe And Smoke It’. This reissue features a booklet with fully restored artwork and new essay. Esoteric.