Fly With The Red Birds (赤い鳥)

赤い鳥というと「翼をください」とか「竹田の子守唄」あたりが最初に思い浮かんで、学校の合唱で歌わされた当方としましては条件反射的に敬遠してしまうのでしたが、この度ちゃんと聴いてみますっていうと、なかなかいい。 なかなかいいんだけど、具体的になにがいいのか。

基本的にうまい人達ではありますが、なーんか薄暗いフォークの人たちかと思っておりまして、そのへんの固定観念がいけなかったんですね。 そりゃ時代的にはフォークとかそこいらだったのかも知れませんけども、特に初期の赤い鳥・・・そう、フォークっていう話であれば、五つの赤い風船と勘違いしているところがありました・・・なんていうのは、カバーが中心だったりするんですが、

ソフトロックなんですよ、今でいえば!

なよっとしたロックがフォークだという不思議な解釈が許されるのであれば、なよっとしたロックがソフトロックだという解釈も許されますでしょうし、その意味で言えばフォームもソフトロックも同じじゃん、っていう強引な話に繋げられてしまって困ってしまうんですが、今一度言おう。

赤い鳥(の初期)はソフトロックですー!

っていうか、バカラックとかね、どうしようもなく好きそうですしね。 トニー・マコウレイの曲とかやってますしね。 っていうかトニー・マコウレイの曲って書き下ろしだったとかで・・・なんていうことですか!w

それと、JACK WINSLEY / BOB SAKERっていうコンビがよくわかんないんですけど、Candle In The Windなんかはとてもいいですなぁ。

そんなこんなで、日本のソフトロック界には赤い鳥がいたじゃないですか。 っていう事でおやすみなさい。

ハイ・ファイ・セット,紙ふうせん,ハミング・バード,大村憲司,村上秀一らが巣立った赤い鳥がロンドンで録音し,70年に発表した1stアルバム。作曲家・村井邦彦が惚れ込んだグループで,当時のフォーク・グループにしては異常なほど洗練されている。