Exmagmaはドイツのマイナーバンドで、自主制作で作品を発表していたために存在そのものがレアだったようです。 ジャーマン・ロックというおおまかな捉え方から飛翔してみますと、それはジャズに行き当たってサイケでコーティングされるのでしょう。 んで戻ってジャーマンなんで、へんてこさが加わる、と。 毎度毎度なお話です。
1973年と74年にそれぞれ1st、2ndを発表し、それらは2in1としてCD再発されています。 特に2ndはコニー・プランクのプロデュースというところが興味深い。
そしてその後1975年に製作され、3rdとして発表されないままお蔵入りしてしまったのがこの「3」です。 そのあたりで録り貯めた音源を全部ぶち込んだのでしょう、先の2in1よりも収録曲数が多いっていうね。
ドラム、キーボード、ギター・ベースという3ピースで、グルーヴィーに演奏が絡みあい、ロック一辺倒のバンドとは違うオトナっぽさがあります。 未整頓で先鋭の空気が漂う2ndまでよりも、かなり聴きやすいのが3rdだとも言えましょう。 ただ3rdではジャズっぽさは薄いです。 そうそう、Soft Machineの雰囲気がありますね。 初期のSoft Machineの。 ただ、Exmagmaの変態っぷりには負けますけど・・・負けてもいいよね勝ってどうするって。 ただ、ジャーマンの場合はここに比重が置かれるのであり、厄介なこった。
あぁ、ドラムのFred BracefulさんはあのWolfgang Daunerと近しいんですね。 こりゃ一筋縄ではいかん筈ですたい。