ドラゴン・タトゥーの女

原作を先に読めば良かった、と、原作を読まないで映画を観た私は思った。

基本的にはダニエル・クレイグのファンなんでありますもんですから、彼を観ているだけで満足ではありますし、「痛さに呻くおっさん」がまたもや観られたのも、ファンとしては嬉しいところではあります。

が、それはそれだけで、この映画・・・残念ながらR15+・・・は、すごく面白かった。 R15+な内容はありますけどね、あのーおっかない傾向のもね・・・ありますけどね、総じて作品に引き込んでいく強引な力がありますなぁ。 という私は昨夜妻と観始めて途中で寝てしまい、今朝から延々観て今観終わったところなんで、引きこまれていくっていうのは起きている時だけって事なんですけども。

ハリエットがどうなったかというのは、伏線を張る以上はどっかにヒントともうしますかなんともうしますかがありまいて、なんとなくわかってしまいまいてございまいてなんですけど、なんでそうなったかっていうのは意外、と言いますか。 ちょっと子供には見せられないといいますか、妻と一緒に見なくて良かったかなぁって。

それにしてもMacがこれでもかって登場しますな。 cmd + tabの応酬でしたな。 私もこれ、よく使うんですが、この時押すcmdキーって、スペースバーの左よりも右のの方がよかったりしますよね。 そんなこんなでした。

R15+だけど、これは面白い。 一人で観ましょうね。

スウェーデンを揺るがせた財界汚職事件の告発記事を書きながら名誉棄損裁判で敗訴したミカエルは意気消沈の日々を送っていた。
ある日、彼のもとにスェーデン有数の財閥ヴァンゲルの元会長ヘンリック・ヴァンゲル老人から家族史編纂の依頼が舞い込む。
実はヘンリックの真の目的は40年前に起きた親族の娘ハリエット失踪事件の真相究明だった。
ヴァンゲルはハリエットが一族の誰かに殺害されたと信じていた。40年前に一族が住む孤島から何の痕跡も残さず消えた少女。
成功の陰に隠された一族の血塗られた過去に気づくものの手がかりの掴めないミカエルは、一族の弁護士から天才的な資料収集能力の持ち主であるとして、ある人物を紹介される。
リスベットという名の、顔色が悪く、拒食症患者のように、がりがりに痩せた女。この小柄な女の肩口から背中にかけて、龍の刺青(ドラゴン・タトゥー/ルビ)が異彩を放っていた。
意外なことに彼女はこの事件に異様な関心を示す。そして彼女はハリエットの日記に記された聖書にまつわる数字が、
ロシアの国境付近で未解決のままとなっている連続猟奇殺人事件と関連があることを突き止めるのだった…。