これジャケットがManuel Göttsching名義になってるけど、本来はAshra名義なんだよねぇ・・・な、Manuel Göttsching (Ash ra tempel → Ashra)の傑作「New Age Of Earth」の翌年に発売されたこれまた傑作(1977年)。 一般には「E2-E4」や「New Age Of Earth」の方が話題にのぼるんですけど、いやいやこの「Blackouts」もいいんですよ。 ただね、ジャケットがね・・・損してる。
サウンド的には基本「Inventions For Electric Guitar」から連綿と続く、ギターとキーボードとシーケンサーによるミニマル路線。 全部一人でやってます、みたいな。 バンドなくなっちゃったしロジどっかいっちゃったし(別れちゃった?)っていう。
普通こういうミニマル路線っていうと、無味乾燥な雰囲気を予想しちゃうんですが、ゴッチ師匠の場合は快楽に結びつけるんですよね。 延々と続くシーケンスに師匠の美しいギターがかぶさる・・・ほんといつ終わるのか見当がつかないんでありまして、それはそれでいいか、身を委ねるかって気持ちになるんですよ。
ちなみにこないだ来日した折りに、アンコール(というかE2-E4の後)にMidnight On Marsを演奏してましたなぁ。 すごく良かったんだよなぁ。