Som Nosso De Cada Diaはブラジルのロックバンドで、70年代に活躍してたんだそう。 1stアルバムはプログレ度が強く、ライブアルバムは同じ曲なのにジャズロックに聴こえる不思議な技巧派バンド(惜しいかな双方ともに音質が良くない)。
2ndアルバムを発表して解散したとのことで、もしかしたらこの2ndのせいで解散したんじゃないかって思えるほど、何バンドになっちゃった?ってくらいの落差があります。
その2nd、後半(B面相当?)は1stを踏襲したプログレ風味なサウンドなのに、なぜこうなるのか、前半はソウルなんです。 アルバムをシャッフルして聴くと、同じバンドだとは到底思えない。 その位に前半のソウルが垢抜けちゃってるんですよ。 取り敢えずは演奏が上手なんで、しかもラテン野郎達ですしね、ソウル・ファンクなんていうのはお茶の子さいさいだぜ?ってなもんなんでしょうか。 ただ、アルバム間の落差はどうしても埋めようがなく、バンドに亀裂も入ろうものですよこりゃ。
巷ではこの前半のソウルフルな演奏を評価していませんけど、案外いいんだよなぁ。