やっとこさ全話観終わったと思ったら、こんなDVDボックスが出るんだそうな。 なんということでしょう、こんな普通にそれぞれのDVDセットを買い集めても同じじゃないか?って思わせる内容は。
居眠り磐音は先日に原作のほうをブログで書いて、この次はTVドラマも観るよーつって、んで観終わったんですが、これNHKの時代劇枠のドラマじゃんね。 だからこう、ライトな感じ?なんですよ。 ぐちゃーとかどろーっとかはしていない。 だもんで観やすいといえばそうだけど、物足りなさは残ってしまう。 まぁしょうがないのかな。
ドラマはシーズン3(的な括り)でおしまいで、磐音がおこんと関前にいったん戻るってところまで。 この後、磐音が佐々木道場を継いで、佐々木磐音になって、田沼親子との・・・となるんだけど、どうもこうやってひとまとめなDVDボックスが出ちゃったもんで、続きはドラマ化しないんだろうなぁって。 そう思うと悲しいですなぁ。
ドラマ化された事による原作との温度差は、さっきも書きましたとおり放送枠が放送枠なもんで、こう適度に端折ってご都合主義的に再構築してるんで、原作から過度の期待をもって臨んじゃったりすると手痛い目に遭うので要注意。
ただ、ドラマならではってところもあります。 特に金兵衛長屋の面々は、金兵衛本人(小松政夫がいい!)を含めてビジュアル化された事で、原作を補完すること余りあるところです。 こう・・・長屋の木戸から入っていって、こうこうこういう構造になってて、このへんにこの人達がいて、こういう表情で・・・っていうのがね、わかってすごくよかったんですよ。
ただ、ドラマならではってところもあります。 特にシーズン3の雑賀泰造なんていうのはね、もう竹内力の大きすぎる、あまりに大きすぎる演技が本当に邪魔で邪魔で、観てて失笑しちゃったくらいであります。 あぁいう演出を強いられていたのかどうか、わからないところではありますが、もし本人のアイデアだとしたら、ぶち壊しにしてくれてありがとうって話であり、演出プランに組み込んであったのだとしたら、ぶち壊しにしてくれてありがとうって話です。 ほんともう、かえすがえすも残念で、あれのせいでみなさんにおすすめできませんですよ。
そんな居眠り磐音の愛蔵版DVDボックスがでますよー。
人のため 義のため 坂崎磐音が剣を抜く
[内容解説]
主演による不朽の名作時代劇「陽炎の辻 居眠り磐音江戸双紙」。
全シリーズ&スペシャルドラマを完全収録した。
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■「陽炎の辻 居眠り磐音江戸双紙」全11話
友よ/絆/謎の女/策謀/戦いの序章/宵待草/指切り/対決の晩夏/夢まぼろし/とわの契り/いつの日か(472分)
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■「陽炎の辻2 居眠り磐音江戸双紙」全12話
再びの夏/姉妹/心残り/白鶴の宴/おそめ危うし/闇討ち/親子/雷鳴/決断/夫婦/夢はるか/旅立ち/
正月時代劇陽炎の辻スペシャル「夢の通い路」(446分)
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■「陽炎の辻3 居眠り磐音江戸双紙」全14話
闇の襲撃者/柳次郎の恋/由蔵の秘密/夢いちず/牙むく敵/生か死か/不覚/剣客の宿命/女の覚悟/
二人の行く末/武左衛門の涙/惜別/関前へ/磐の音(415分)
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■「陽炎の辻 居眠り磐音江戸双紙 海の母」(73分)[特殊内容/特典]
(144分)
■山本耕史インタビュー「陽炎の辻との出会い」
■陽炎の辻中越カメラ潜入!
■山本耕史×佐伯泰英スペシャルトーク
■プチかげ(全14話)■エンディングアニメーション
■山本耕史×中越典子スペシャル対談
■番組予告“プレマップ”
■ブックレット豪華改訂版(ストーリー、人物相関図、フォト等)※予定
■「陽炎の辻」かわら版