アナログなりCDなりでJimi Hendrixを聴いたことのない私からしましても、これジミヘンじゃねぇか?っていうらいのフォローっぷりなVelvert Turnerさん1972年の作品。
だからという訳ではないのでしょうけれど、当のジミヘンさんとは交流があって、ギターの手解きを受けたこともあるそうな。 嘘のような本当のような話なれど、実際に音を聴いてみると、その後ジミヘンが生きていれば・・・という「たられば」を実現してくれちゃったかのような内容。 それにしてもギターはさておきボーカルスタイルまでそっくりなのには多少の失笑もあるとかないとかであります。
右利きだ、って。 それはいいだろう、って。 ねぇ。
内容は、ジミヘンの事を忘れた上で白々しく書きますと、ヘタウマなボーカルの裏でギュインギュインで手癖七癖ハードブルースなギターが「やましわい!」ってくらいに弾きまくってくれちゃって(特に最後の曲)、一聴するとサイケ・ブルースの類に入るのでしょうが、あちこちのジャンルをつまみ食いする器用っぷりが聴き飽きさせないところであります。 なかなか侮れません。
The New York-born guitarist’s one & only album, originally released in 1972 on the Family Productions label, features ten tracks. Although he was right-handed, Turner claimed to be both friend & protege of the late great Jimi Hendrix. Turner produced two different musical versions of the album, this being the ‘heavier’ version with crazed, heavy solo guitar overdubs rather than the ‘soul’ version that does not include the second lead guitar overdubs. Band members include Prescott Niles (The Knack) & Tim McGovern.