居眠り磐音江戸双紙(天明の関前騒動三部作)

10月そして12月、1月と立て続けに刊行された居眠り磐音江戸双紙。

天明三年春、義弟の遼次郎を伴い、佃島の船宿で豊後関前藩留守居役中居半蔵と対面した坂崎磐音。その帰り、佃島の船着場に向かった磐音は、関前藩の新造船明和三丸に密かに乗船し江戸入りした母照埜と再会するが……。春風駘蕩の如き磐音が許せぬ悪を討つ、超人気書き下ろし長編時代小説第四十弾。

春風が江戸に桜の季節を告げる頃、坂崎家では豊後関前から父正睦、母照埜を小梅村に迎えて親子三代、賑やかな日々を送っていた。関前藩の物産事業に絡む内紛の始末がつかぬまま、富士見坂の江戸藩邸を訪れた磐音は、藩主福坂実高の正室お代の方の変わり果てた姿を目の当たりにして…。春風駘蕩の如き磐音が許せぬ悪を討つ、超人気書き下ろし長編時代小説第四十一弾。

天明三年盛夏、隅田川左岸の小梅村で穏やかな暮らしを送る坂崎磐音は、参勤上番で江戸に出府する関前藩主一行を出迎えるため、父正睦とともに六郷土手でその到着を待っていた。旧主福坂実高との再会を果した磐音だったが、随行してきた一人の若武者から思わぬ申し出を受ける。春風駘蕩の如き磐音が許せぬ悪を討つ、超人気書き下ろし長編時代小説第四十二弾。

田沼時代が終わりそうな雰囲気ぷんぷんで読了と相成り、はやく続きが読みたい読みたいと思ったところではありますが、こう立て続けに刊行されちゃうとなると、かつ三部作が区切りついたとなると、次の巻はちょっと遅れめになるんじゃないかと予想してみたり。

磐音も不惑に近づいたとの事で、(江戸時代なんで)若さがなくなってきた。 私の年齢に近づきつつあるので、その面で楽しみながら読んでいるのではあります。