作画が池上遼一で、原作が雁屋哲という漫画作品の映画化、1975年公開。 連載が1974年からなので、それなりの部分までのストーリーという・・・いやっていうか・・・あー。
私立名門・青雲学園は、神竜剛次をリーダーとした悪一派に牛耳られ、恐怖と荒廃の限りを尽くしていた。この事態に思い余った白井校長は、苦慮の末、関東少年刑務所から“父親殺し”の罪状をもつ流全次郎をよび、特待生として迎える。手錠をかけられ、護送車で登校してきた流全次郎。彼の姿に全校生徒の目が注がれ、校内は異様な雰囲気に包まれた。そんな校長の態度に怒った神竜は、流全次郎を学園から追放すると断言し、見せしめとして生徒会会長の阿部を制裁。神竜の独裁ぶりを見た流全次郎は、とことん対決する決意を固めるのだった!
原作・雁屋哲、作画・池上遼一により「週刊少年サンデー」(小学館刊)に連載された人気漫画の初の実写映画版。映画「不良番長」シリーズを手掛けた内藤誠監督がメガホンを執り、主人公・流全次郎の男らしさと正義感を存分に描ききった痛快アクション!
キャストは、主演・星正人を中心に、南条弘二、室田日出男、内田朝雄ら魅力の演技陣が共演。さらに、当時アイドルとして人気を博していた、にしきのあきらが特別出演している。
同時上映はなんだったのだろう。 どうみても「ついでに作りました」感が否めない、悲しくなっちゃうくらいの駄作でありまして、詳しくは読んでいないんですけど原作の気合の上っ面だけ映画にしてみましたってところなんですよね。 不思議なことに主人公達の姿形はやたらと似あわせており、ちょっとおもしろい。 あと、にしきのあきらは「人気アイドルを出しましょう!」以外の何物でもなく、みていても何の感慨もわかない。
と、こういう映画なので、言い出したらキリがないんですけど、向こうが火炎瓶を投擲するんだったらこっちはダイナマイトだ!みたいな短絡的な発想が随所に垣間見られ、「すっごいこと考えてんだかんな!」と言いつつも発表されず、みたいなご都合主義的な台詞が随所に露見され、こういうB級映画を愛するみなさんだったらいいかも知れないですけども、こういうB級映画を愛さないみなさんにはまったくもってお薦めしないのであります。
いやぁそれにしてもふざけんなw