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過度の飲酒でアルコール依存症となり、担ぎ込まれた通称『アル中病棟』。 入院してわかったお酒の怖さ。 そこで出会ったひとくせもふたくせもある患者や医者たち。 かわいくて厳しいナースたち。 そしてウソのようで本当の、驚くべきエピソードの数々。 そこから著者はいかにして、アルコール依存症から抜けだしたのか?失踪日記から8年も経って、やっとこさの続編なんだそうな。 あまりに経ったので思わず失踪日記を軽く読み返してみましたら、なんか荒々しくてでも明るく突き抜けて気持ち悪く、バンバンと展開して一気に読めてしまったのではありますけれど、失踪日記2はこう、説明的な部分が多く、構成も考えられているような雰囲気があり、マンガとしてどうこうと私は評価できないところではありますが、読み物として言えば読みづらい部類に入ったのではありました。 読みづらいとは思ったけど、つまらないとは言ってない。 私が酒呑みであるから、ちょっと怖いって思ったんだろ。 不安だから酒を呑むのであり、不安でなくても実は酒を呑むのであり、その酒が呑めなくなって、だんだん現実に覚醒しつつ、漠然とした不安がやってくる・・・この失踪日記2のラスト3ページはすごく気持ちをやられるところではありました。